2016年の後半よりビットコインが急上昇を続けています。2014年3月のマウントゴックス事件以前の高値を9月に超えてきており最高値を更新しました。2017年12月に最高値をつけた後に暴落し、2020年1月は急反転しました。

 

ビットコインの時価総額と位置づけ

ビットコインの妥当な価格は、理論的に判断するのは難しいです。ビットコインの時価総額は2300億兆ドルに迫ってましたが2020年1月は1704億ドルになりました。アメリカの通貨供給量であるマネーストックは微増でした。発行数が2100万枚までに制限されているので金のように希少価値があり、ドルがまた量的緩和などをするようなことがあれば希少価値で価格が上昇していく仕組みですがビットコインの時価総額の増加速度は異常でしたが反転から一服してます。

 

マイニングバブル崩壊。マイニング難易度から今後のビットコイン相場を展望

マイニングの最前線では、高性能の計算能力を持ったマイニングマシンが必要となり、世界中で巨額の投資によりハッシュレート(計算能力)を競い合うマイニングバブルが発生しました。

マイニングは10分間で暗号が解けるように暗号の難易度が2週間に1度調整されます。難易度の上昇はマイナーの参加者の参入が増加して競争が激化していることを表しますが、難易度から確認するとマイニングのバブルはビットコインの価格のピークをつけた2017年末から1年後の2018年の年末まで続きました。この間に多くのマイニング業者が巨額の投資を回収出来ずに撤退を余儀なくされました。日本ではGMOインターネットが子会社を通じて2017年12月からマイニング事業に進出していましたが2018年12月に巨額の特別損失を計上するに至っています。

ビットコインの価格が調整しているのに、マイニングの難易度は上昇継続です。難易度の大きな上昇のあとに難易度の下落と一緒にビットコインの価格も下落するので注意が必要です。

 

安心して投資するのは参加者が増加して変動率が下がることですが、変動率は小康状態です。

ビットコインの相場の月間の変動率は非常に高く市場に厚みがありません。市場に安定をもたらすのに中心的役割を果たすのが、指定参加者(authorized participant、略称AP)という存在となります。ビットコインの場合、実績のあるマーケットメーカーが育っていません。今後はマーケットメーカーに関する記事に注目して行きたいです。

 

月間変動率は小さくなって来ました。月間変動率が10%以下になるまではレバレッジは掛けない方がよいかと思います。押し目を狙うのであれば変動率とマイニング難易度の両方を確認が有効です。

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