アロマテラピーを家で楽しんでいるというビジネスウーマンは多いだろう。しかし、会社でアロマテラピーを楽しむとなると、難しいと考えられているのではなかろうか。そんな人にもおすすめの方法はある。
アロマテラピーとは
そもそもアロマテラピーとは、植物から抽出した「精油」を使って、美容や健康に役立てようというものである。精油はその種類によって様々な香りや効能を持っており、好みに合わせて実店舗やインターネットで購入することが可能だ。
アロマテラピーにはいくつか流派のようなものがある。イギリス式は、主に香りによるリラクゼーションに重点を置いたもの。そしてフランス式は、メディカルアロマテラピーとも言われており、香りのみならず精油の有効成分を使って体の不調を改善していこうというものである。メディカルアロマテラピーに関しては、専門家に指示を仰ぎながら精油を使っていくのがおすすめだ。
芳香浴のやり方
手軽にできるアロマテラピーとしては、「芳香浴」がある。これは、色々な方法で精油の香りを楽しむものだ。おおげさな道具が必要だと思われるかもしれないが、ハンカチに1~2滴精油をたらすだけでも、あたりに精油の香りが漂い、リラックスできるひとときを演出できる。そこに持続性を求めるならば、アロマディフューザーを購入するのがよいだろう。ディフューザーは、水蒸気(ミスト)や超音波で精油の香りを広げる器機である。電気式アロマポットというものもあり、これは電気の熱で精油の香りを広げるもの。また、ろうそくの熱で香りを広げるアロマポットもあるが、これは火事を引き起こす可能性があるので筆者はあまりおすすめしない。
ビジネスウーマンにアロマテラピーをおすすめする理由
ビジネスウーマンにとっては、精油の香りに癒されるひとときはかなりリラックスできる時間になるはずだ。自分の好きな香りに包まれるその時間は、他の誰にも邪魔されない、宝物のような時間だ。ストレスは、香りで解消することができるという説もあるぐらいなので、アロマテラピーは日々ストレスにさらされているビジネスウーマン・ビジネスマンにおすすめなのだ。頭で考えるということが多いビジネスの現場だが、家に戻り、「嗅覚」という五感の一つを使って行う芳香浴のおかげで自分に戻れるという経験がある人は多いのではなかろうか。
会社でもアロマを楽しむにはアロマストーンがおすすめ
アロマテラピーを家で楽しんでいるという人の中には、オフィスでも芳香浴ができればストレスを緩和して仕事に集中できるだろうと考える人はいないだろうか。しかし、ディフューザーでは部屋中に香りが拡散されるため、ビジネスの現場には不向きである。そんな時におすすめできるのが、「アロマストーン」というものだ。これは石を原料にした小型のアロマグッズで、2~3滴たらせばその周りだけ香りが漂うというもの。自分のデスク周りだけ香ればよいという場合、アロマストーンの便利さが分かっていただけるだろう。筆者が持っているアロマストーンは、直径が約4センチメートルの花形だが、仕事中にちょっと気分転換したい時などには十分だ。「アロマストーン」とインターネットで検索すれば、商品はたくさん出てくる。ぜひオフィスでアロマを楽しみたい人は購入をおすすめする。
オフィスでおすすめの香り
ここで、オフィスで精油の香りを楽しむ場合におすすめのものを紹介したい。まずはローズマリー。スーッとするハーブ系の香りで、体の隅々まで浄化されそうになる。認知症に効果があるという説もあるぐらいなので、脳の活性化を目指す人にはおすすめだ。そして万人受けするのがレモンやオレンジなどの柑橘系の香り。気分が落ち込んだ時に嗅ぐと、明るい気分にさせてくれる可能性がとても高い。清涼感のあるペパーミントもおすすめだ。万が一他の人が香りを感じてしまうことを想定すると、ハーブ系やグリーン系、また柑橘系などのさわやかな香りを取り入れるとよいだろう。
上級者は、精油をブレンドしてみよう。これは筆者のおすすめなのだが、ペパーミントとオレンジの香りのブレンドは、甘さとさわやかさが共存した香りで、オフィスにとてもいい。また、フランキンセンスとレモンのブレンドは、落ち着いたウッド系とさわやかな柑橘系が混ざることで気分をすっきりさせてくれるような気がする。
精油の選び方
精油は、本数は少なくてもいいので、品質のいいものを選ぶのがおすすめだ。品質や値段は様々だが、無農薬で育った植物から抽出された精油を使うのがおすすめ。特に「成分表」がついているものを購入すれば、品質に間違いはないはずだ。メーカーによって、同じローズマリーでも香りが違う。香りを実際に嗅いでみて選ぶのが一番良い方法なので、どこに精油が置いてあるお店があるのか調べることからはじめてはいかかだろう。近くにお店がない場合などは、詳しい人に精油をかがせてもらって同じものを買うという方法もある。