仮想通貨のビットコイン(bitcoin)が、いよいよ日本でも本格的に普及する見通しになってきました。2017年はビットコイン元年とも言われる年となりました。
ビットコインの価格は変動が激しく、暴騰や急落が過去に何度か繰り返されてきました。そこで、ビットコインの暴騰や急落の要因について簡単にまとめてみました。
ビットコインが暴騰して最高値を更新
ビットコインは過去最高の2013年11月に付いた12万7800円を上回り、2017年1月5日に一時期15万円台まで値を上げました。
暴騰の一番の理由は、国内で厳しい通貨規制を実施している中国での投資家によるビットコイン利用拡大でした。
中国政府は国民が自国通貨(人民元)を海外に持ち出して使う事を厳しく規制している為、中国では政府や中央銀行の規制対象ではないビットコインが魅力的なのです。
また、中国以外でもインドやベネズエラといった自国の高額紙幣を廃止した国での、自国通貨への不信感からのビットコイン買いも後押ししているのです。
ビットコインが一時20%暴落
ビットコインが急落 人民元上昇で「パニック売り」 https://t.co/OxLmP6Qsaq
— 日本経済新聞 電子版 (@nikkei) 2017年1月6日
中国、資本流出阻止に躍起 短期金利一時100%超 https://t.co/doWblZNAFK
— 日本経済新聞 電子版 (@nikkei) 2017年1月5日
2017年1月5日一時15万円台まで価格を上げてから、9万円台まで急落しました。この暴落でひやひやしたビットコイン保有者も多かったのではないでしょうか。
今回の暴落の主要因は、上記の日経の記事にある「中国の資本流出対策」でした。中国人民元は急上昇して、ビットコインが急落しました。
投資家がビットコインよりも中国人民元のほうが魅力的だと感じて、このような結果となったのですかね。
まとめ
ビットコインは資本規制や通貨規制が厳しい国において、規制回避先という側面が強い。
ビットコインが暴騰する時はどこかの国が通貨規制をする時や、規制により自国通貨が値減りする時。
ビットコインが急落する時は、上記のような国が国策で介入してきた時。
今回の中国の例でいうと、人民銀行の介入による人民元暴騰。
いかがでしたでしょうか。つまりこのような傾向と対策を頭に入れた上で賢く投資するのがおすすめです。