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みなさん、電子マネーを使ったことはありますか? 

いや昨今、電子マネーを使ったことのない人のほうが少ないかもしれませんよね。いまやSuicaやPASMOなど交通系電子マネーの他、セブンイレブンのnanacoやイオンのWAONなど流通企業の商業系電子マネーも含め、数多くのサービスが提供されています。
すっかり日常生活に欠かせない存在になった電子マネーですが、その実態はあまりよく知られていません。そんな電子マネーがどのように使われているのかについて調べながら、ビジネスのヒントを探っていきたいと思います。

電子マネー市場は10兆1436億円

電子マネーは、一体どのくらいの市場規模なのでしょうか。
本年2月に発表された日本銀行の「決済動向調査」によると、電子マネーの決済金額は10兆1436億円。対前年比、10.8%増となっています。クレジットカードのように暗証番号の入力やサインが不要なため、利用できる人の層が広くなっているのかもしれませんね。

電子マネーの支払い方法は、大きく2つに分けることができます。
そのひとつ「プリペイド型」は、現金やクレジットカードでチャージして使うタイプ。特徴としては、電子マネーとクレジットカードのポイントが、二重で取得できることが挙げられます。
もうひとつの「ポストペイ型」は、クレジットカードにひもづいており、利用した金額が後日銀行口座から引き落とされるタイプです。特徴としては残高不足で支払いができないことがないこと。また、チャージをする必要がないのも便利ですね。
用途や利用者の事情に応じて使い分けられるのが、電子マネーの最大のメリットと言えるでしょう。

「1万円~3万円未満」の使用がボリューム・ゾーン

では、みなさん、どのくらいの金額を電子マネーで使用しているのでしょう。「電子マネーでの支払いは、1ヵ月あたり平均していくらくらいか」という質問への回答はこうなりました。

最も多い割合を示したのは「1万円~3万円未満」で、28.5%。約3割の人がこのカテゴリーに入るということになりますね。この「1万円~3万円未満」という金額ですが、自分で自由になる範囲内の額なのかなという気がします。お父さんの1ヵ月のお小遣いなども、この価格帯に納まっている人たちが多いのではないのでしょうか。

2番目は「3000円未満」の24.3%。日割りにすると約100円。一般的な缶ドリンク1本も買えない金額です。この場合の電子マネーの用途は、いざという時の予備として携帯しているといった感覚なのかもしれませんし、定期券などにたまにチャージをしていくというイメージでしょうか。

そして、3位は「5000円~1万円未満」という結果になっています。このことから、みなさん電子マネーではあまり大きな買い物はしないという傾向が見えてきました。ちなみに「5万円~10万円未満」は6.3%という結果でした。
電子マネーはあくまでも日常使いのお財布のひとつとしての使い勝手なのでしょう。クレジットカードなどとのすみ分けは、きっちりとできているのかもしれません。

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電子マネーを使わない理由の第1位は「浪費しやすいから」

電子マネーは一般的に浸透してきてはいますが、中には電子マネーを使わない人もいるはずです。そんな人は一体どのような理由を持っているのでしょう。

電子マネーを使わない理由の第1位は「浪費しやすいから」と、約4割の39.6%もの人がその理由を挙げています。2位を見てみると「手元のカードで残金が見えないから」が39.0%と、やはり高い数値を示しています。1位、2位ともにカードだとお金を使っているという実感が持てないというのだ、という消費者心理が透けて見えてくるようです。

いずれにせよ、みなさん電子マネーを使ったことがある経験者のようですね。その時の失敗から電子マネーを使わないようにしているという背景も浮かんできます。
また最近では、電子マネーの残高が分かるアプリも登場しています。こんなところにも、ビジネスチャンスが潜んでいるのかもしれません。

引き続き「使える電子マネーが店や場所によってばらばらだから」が32.1%で3位となっています。20.1%を示した5位の「種類が多く、どの電子マネーがよいのかわからないから」にも共通するものがあります。消費者の立場からすると、どの店でも使える電子マネーの利便性が一番高いはずです。そんな電子マネーの登場を期待したいところです。

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電子マネーを使う理由の第1位は「ポイントが貯まるから」

逆に、電子マネーを使用している人の理由はどのようなものなのでしょう。

第1位は「ポイントが貯まるから」で76.3%もの数値となっています。商品を買うことでポイントが付与されるというのは、何ともお得感がありますよね。
第2位は「支払いがスムーズだから」で66.3%。店員さんと現金のやり取りするという面倒くささが省けるのは、今の時代の風潮にも合致しているのかもしれません。
気になったのが26.9%で6位の「現金や小銭を持ち歩きたくないから」。このような結果を見ていくと、これからはキャッシュレス時代に向かっていくことになるのだという確信を強く抱いてしまいます。

海外では電子マネー決済が優位を占める国も出てきています。サービスの時短を突き詰めていくと、電子マネーはきっと不可欠な存在になっていくことは間違いないでしょう。とはいえ、日本では百花繚乱、サービスを競い合っている過渡期にあるようで、使う側にしてみれば、「◯◯店では◯◯の電子マネー。別の◯◯店では◯◯の電子マネー」と、財布にいくつもの電子マネーが存在し、少々使い勝手が悪い現実も否めません。今後は、使い勝手やサービスの充実などを図り、消費者にとって更に利便性の高い電子マネーが登場することを期待したいところです。

≪記事作成ライター:川島大河≫
情報サービス会社、広告代理店などの勤務を経て、現在は供養関連事業(お墓、葬儀、終活など)の販促企画、セミナー・プロデュース、執筆・編集関連業務に従事する。「楽しく人生を過ごすために役立つ情報を分かりやすく提供」することがモットー。

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