日本では子供の教育資金を準備する手段として、学資保険(こども保険)の加入が一般的で、アフラックやソニー生命の学資保険は返戻率115%前後と0金利時代には魅力的な商品であることから、育児家庭の約57%が加入しているというデータもある。
全期前納で支払った場合の「学資保険返戻率ランキング」
1位:明治安田生命「つみたて学資」
(払込期間15年、全期前納で返戻率119.3%)
2位:JA共済「こども共済すてっぷ」養育年金特則なし
(払込期間18年、全期前納で返戻率117.8%)
3位:アフラック「夢みるこどもの学資保険」
(払込期間18年、全期前納で返戻率116.7%)
※富士生命のE-終身と、ソニー生命の学資保険は、全期前納ができません。
全期支払いでの返戻率だけを比較すると、明治安田生命の「つみたて学資」が一番になりますが、払込期間と受け取り方は以下のようになります。
・明治安田生命「つみたて学資」
15歳払い込み終了、大学入学から4年に分けて支払われる
・JA共済「こども共済すてっぷ」
18歳払い込み終了、5年に分けて支払われる
・アフラック「夢みるこどもの学資保険」
18歳払い込み終了、高校入学時など、5年に分けて支払われる
これらの学資保険は4~5年に分けて支払われるので、入学資金として一括資金が必要な場合は、別途用意する必要がある。
海外の学資保険の替わりになる保険商品とは
海外には、日本よりも利回りが良い投資商品がたくさんある。学資保険ではないもののオフショア積立商品は日本の学資保険と比較するとメリットが大きい。
- 積立期間:15年間
- 返戻率:140%
- 月払い:約2万円から (年払い/半期払い可能)
- 積立方法:クレジットカード
例えば、お子さんが3歳までで、月々5万円の積立てなら300万円の積立金額で420万円(+140%)の返戻金を大学入学時に一括で受け取ることができる。
もし、海外留学を視野に入れているなら、海外の銀行口座からドルで受け取ることができるので、為替リスクを気にする必要もない。
経済や流通がグローバルになっても、金融商品は欧米諸国の商品と比較すると、日本には魅力的な商品がない。またゼロ金利政策で、国内の保険商品の運用が悪化し保険料の値上げや貯蓄型の商品の販売停止が相次いでいる。
一方、世界の保険商品に目を向ければ、その商品内容が魅力的で日本の金融商品を選ぶのが馬鹿らしくなるのだが、日本での販売は許可されていないため契約することができない。
またネットで検索でもしない限り海外の金融商品の情報も一切入ってこないため、海外赴任でもしない限りには、日本との金融商品格差に気づくこともできない。
もし海外の保険商品の情報を知りたいなら、海外のIFA(保険商品の代理店)にメールで相談することもできるので、まずは情報収集を行いお金の有効活用を実践してほしい。
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