男女別に見るがん患者の割合

現代社会において日本人の3人に1人が、がんで亡くなると言われるぐらい、近年ではがんを発症する人が多くなってきています。
がん患者全体で見た場合では、50代頃までは女性の方が多く見られます。
女性の患者数の割合は40代男性と比べて2.4倍となり、30代男性と比べた場合にはなんと3.3倍にも及んでいます。
男女ともに30歳未満はそれほど多くはありませんが、35歳を過ぎると女性の癌患者数が飛躍的に増えます。
なぜかというと、乳がんや子宮がんなどの女性特有の病気が30代に突入すると増え始めるからです。
一方、男性のがん患者数は50歳以降で増え始め、60歳以降に急増するようです。

がん保険は必要か?

がん保険は必ずしも加入しなければならないものではありません。
万が一の発病に備えておけば、いざというときに安心という保険なので、必要だと考える方もいれば、要らないと感じる方もいると思います。
ここでは、がん保険を準備しておいたほうが良いと思う理由を四つあげていきます。

まず一つ目は、がんによって入院や通院が長引き、医療費が払えなくなる可能性があるということです。
がんの進行具合や治療方法によっては、かかる費用は違ってきます。
それに加え、無事に退院できたとしても再発防止や定期検査などで通院したりする事が多くなるのです。

二つ目は、がんにより仕事が継続できなくなる可能性があるということです。
がんは手術をしたからといって、すぐに仕事に復帰できるとは限りません。
退院しても転移・再発が見つかってしまうと、通院しながら治療をしなければならない可能性も十分考えられます。
通院には、住所地の市町村等で助成がある場合もありますが、何年にもわたってしまうことも考えなくてはなりません。

三つ目に、治療費の為に貯蓄を切り崩さないといけなくなるかもしれません。
がん保険に加入していないと、治療にかかる費用を全部自分で負担しなければいけません。一般的な治療方法には健康保険が適用できるので、3割負担で済みますが、がん治療には先進医療というものがあり、この治療を受けると先進医療の費用は全額自己負担となり、高額な医療費がかかる場合もあります。
これらを回避するために、がん保険に加入すると日々積み立ててきた貯蓄を守ることができるのです。

四つ目は、日本の社会保障制度は先が見えないということです。
少子高齢化社会が問題になっている以上、社会保障の財源が不足してくることは間違いないでしょう。
そして、将来医療費の引き上げがなされれば、自己負担額が大きくなることが考えられます。
このようなことから、がん保険は可能な人にとっては加入しておいたほうがいい保険と言えるのです。

将来に備えたがん保険の考え方

3人に1人はがんに羅患してしまうと言われている昨今、万が一に備えて何らかの対策をとっておく必要があります。
しかしながら、誰でもがん保険に加入できるのかというと、そうとはいえない場合もありますので、まずは自分にがん保険が必要なのかということと、加入要件のところをよく考えてみましょう。
がん保険は「ガン」しか給付の対象とはならないのです。
がんも病気なので医療保障をうけられますが、前述の通りがんを発症すると病状によっては仕事ができなくなったり、生活にとって治療費が大きな負担になったりします。
そういうことを考慮して、がん保険に加入しておけば一時金や通院保障などの給付が受け取れます。
がんになった時に備えてがん保険に加入しておくのが、賢い選択だと言えます。
保険を契約するとき、ついつい今の状況を考慮に入れてしまいがちですが、10年先を見据えて考えると良いでしょう。

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