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医療保険に入るためには、その保険会社の審査に通らなければなりません。この審査、健康な人にとってはなんでもないものですが、既往歴がある人にとってはなかなか厳しいものです。特に最近は精神疾患による治療を長期に渡り受けている人が多く、そのような人が通常の医療保険に入るのは極めて難しいといえるでしょう。

しかし、だからといって医療保険に入れないと絶望する必要はありません。最近は病気がある人でも入れる、引受基準緩和型という商品が一般的になってきているからです。

引受基準緩和型は引受基準が緩和されたもの

引受基準緩和型保険とは、従来の医療保険と比べて引受基準が緩和されている医療保険のことです。簡単に言えば、普通の医療保険よりも審査がゆるいのです。審査の細かい内容は保険会社によって違うのでなんともいえませんが、たとえばアクサ生命の引受基準緩和型保険「OKメディカル」の審査は以下のようになっています。

  • 過去2年以内に病気や怪我で入院をしたことまたは手術を受けたことがありますか?
  • 過去5年以内にがん、悪性新生物、および上皮内新生物で入院をしたことまたは手術を受けたことがありますか?
  • 現在、がん、悪性新生物、および上皮内新生物、慢性肝炎、肝硬変で医師の診察、検査、治療、投薬を受けていますか?
  • 最近3ヶ月以内に医師の診察または検査により入院または手術を勧められたことがありますか?

以上の4つの質問の答がすべて「いいえ」であれば、原則として審査に通るわけです。なのでたとえば現在うつ病の治療中であっても症状が安定しており、最近は通院しているのみで医師から入院も勧められていないという場合は審査に通るわけです。

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引受基準緩和型保険は保険料の高さに注意

このように持病がある人でも比較的入りやすい引受基準緩和型保険ですが、一方でデメリットもあります。それは保険料が高いことです。

医療保険は加入者から保険料を集めて、実際に病気になった人に対して保険金を支払い、その差額が保険会社の収益となる商品です。したがって、加入者の病気になる確率が高くなると保険会社はたくさん保険金を支払わなければならなくため、それに応じて保険料も高くなります。

保険料がどれくらい高くなるかはケースバイケースですが、同じ保証を求めるのならば、保険料は通常の医療保険の1.6倍~2倍程度になると覚悟しておいたほうがいいでしょう。また、契約から1年経過するまではリスクが高いため保障額が半分になるケースも多いです。

そのため、たとえ持病が合ったとしてもいきなり引受基準緩和型を選択するのではなく、まず通常の医療保険に申し込んで、審査に通らなかったら引受基準緩和型を改めて選ぶ、という順番を取ったほうがいいでしょう。

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さらに審査が緩いが保険料も高い「無選択型」は要注意

なお、引受基準緩和型保険の考え方をさらに発展させた保険に無選択型保険があります。これは保険会社が被保険者の選択を行わない、つまりは審査がない医療保険です。引受基準緩和型にも入れない人は、これを選ぶしかありません。

ただ、無選択型は現状では色々と難の多い保険商品と言わざるを得ません。引受基準緩和型よりもさらに保険料が高い上に保険金の上限は低く、払込総額が保険金を上回ってしまうことすらあります。まずは通常の医療保険、次に引受基準緩和型保険と来て、それでもダメだった時に初めて加入を検討すべきといえます。

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金融・ 経済関連の記事をメインとしたフリーライターをしています。様々なジャンルの本を読み漁っていますので、 自分の記事が投資家の皆さんの利益となるように情報発信に努めていきます。