11月7日に日経平均は22,953円の高値を付けて、1996年6月の高値22,751円を抜けました。
25年10ヶ月ぶりの高値です。
日経平均の高値振返り
日経平均株価の高値を振返って見ると22953円となったのは、
1989年12月の38915円から57ヶ月後
1991年10月の25255円から47ヶ月後
2000年04月の20833円から88ヶ月後
2007年07年の18295年から92ヶ月後
2015年02月の18865円から 4ヶ月後
2015年06月の20991円から30ヶ月後となります。
バブル後の安値は2008年10月の6995円となります。
リーマンショック前の2007年2月の高値を4ヶ月で更新したのはペースが速すぎようなですが、
今回のバブル後の高値更新までに30ヶ月要しました。
次のターゲット
次のターゲットは1991年10月の25255円ですが、
ここを抜けるとバブルの最高値の38915円しか節目はなくなります。
リーマンショックの後の2009年の名目GDPの489兆円と日経平均安値の6995円
と2017年の名目GDPである予測と今回の日経平均高値の22953円から計算すると
(22953円ー6995円)÷(544兆円-489兆円)≒290(円/兆円)
となりGDP1兆円につき日経平均株価を290円引き上げることになります。
25255円と22953円の差である2302円を達成するには、8兆円が増加すればいいです。
OECDの2018年の日本の成長率予測の1.2%から計算すると1年半以内に
25255円を達成することが出来ることになります。
テクニカルのまやかし
テクニカル分析的には、前回の高値や安値を抜けることは重要な意味がありますが、
集計期間を変更することによって見え方が変わるのが現実です。
現在の株価は、6通り起点を変えてトレンドラインを引いて見ても割高に見えます。
ここは落ち着いて押し目を探る方が賢明かも知れません。