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社会人になると、まだ独身で結婚のめどすら立っていないのに高保険料・高補償の生命保険を周囲から勧められることがあります。そこまで必要なのかな?と思いつつも、勧められるがままに加入してしまったという方も多いのではないでしょうか。しかし、現代社会で生きている独身者は、それほどたくさんの生命保険に入る必要はありません。今からその理由を説明します。

独身者に高額な死亡保障はいらない

死亡保障とは、死亡した際に保険金が受け取れる仕組みのことです。と言っても、本人は死亡していますので、保険金を受け取るのは基本的に遺族ということになります。

配偶者や子供などがいる場合は死亡保障も手厚くした方がいいですが、そうでない場合には死亡保障はほとんど必要ありません。たとえ死亡したとしても、それで生活手段がなくなってしまう人がいないからです。親に葬式代で迷惑をかけないために数百万円程度の簡単な死亡保障を付けるのは一つの選択肢ですが、1000万円を超える大型の死亡保障はまず必要ないでしょう。また、自身の葬式代や遺品整理台を賄うだけの貯蓄がある場合は、死亡保障自体が必要なくなるでしょう。

がん保険もがん家系でないうちは特に必要ない

がんはたしかに恐ろしい病気です。2人に1人が一生の内一度はがんに罹るというのも正しいです。しかし、これは何も昔に比べてがんにかかりやすくなる人が増えたというわけではありません。みんなが長生きをするようになって、他の病気でなくなる人が減ったので、相対的に癌になる人が増えただけです。がんはもともと高齢者になるほどかかりやすい病気なので、少子高齢化の進んだ日本でがん患者の割合が増えるのは至極視線なことです。

年齢別にがんの罹患率を見た場合、50歳までの罹患率は男女ともにたった6%です。つまり、50歳になるまでに癌になる人はそれほど多くはないわけです。むろん、癌になってしまったときの肉体的・精神的苦痛は大変なものですし、経済的な負担も大きくなりますが、一般的な医療保険でもある程度のカバーは効きますし、治療費が高額になっても高額療養費制度という制度によって、自己負担を8万円程度に抑えることができます(平均的な所得の人の場合)。また、末期がんの場合は介護保険も利用できます。

これらのことを考えると、若いうちからがん保険に入る必要性はあまり高くないことがわかります。もちろん、がん家系で若いうちから癌になる可能性が高い人ならば話は別ですが、多くの人にとって優先度はそれほど高くありません。

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医療保険は若いうちから入っておくべき

若い独身者が入っておくべき保険は医療保険です。医療保険とは、入院や通院に応じて保険料が市は割られるタイプの保険です。若いうちからがんになる可能性は極めて低いですが、がん以外のありとあらゆる病気や怪我になる可能性は意外と高いです。生命保険文化センターの平成25年度「生活保障に関する調査」によれば、過去5年以内に怪我や病気で入院したことがある人は全体の15%となっています。高くはありませんが、無視できるほど小さい数字でもありません。

また、医療保険にはがん保険よりも厳しい審査があります。がん保険は基本的に過去にガンやそれに関連する病気を経験したことがあるかどうかしか問われませんが、医療保険の場合はそれだけでなく過去の通院歴や入院・手術歴、あるいは健康診断や人間ドックの結果までも問われることになります。

また、医療保険の場合は職業も問われます。職業柄怪我をする可能性が高い人は、保険の補償額が制限されたり、加入できなかったりします。

医療保険に加入した後で病気になっても医療保険を辞めさせられることはありませんが、病気になった後で医療保険に入ろうとしても入れないということは十分にありえるのです。最近は病歴がある人でも入れる医療保険も増えてきていますが、そうした保険は保険料が高い割に保障の幅が狭いです。若くて健康なうちは保険料が安く尚且つ保障がたくさん得られる保険を選べるので、病気になっていない人ほどむしろ医療保険に入るべきとすらいえます。

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掛け捨ての方が貯蓄型よりお得な場合が多い

医療保険には、病気にならないと支払った保険料が無駄になりますが、貯蓄型は保険料の一部や全部が帰ってきます。ならば貯蓄型のほうがお得に思えますが、貯蓄型は保険料が高く、保険会社が倒産すると返戻金が減額される可能性があリます。若いうちから多額の保険料を支払うのは大変でしょうし、貯蓄はより流動性の高い預金でした方がいいです。掛け捨てならば遥かに安い保険料で保障が受けられます。お金に余裕が無い場合は、掛け捨てを選んだほうがいいでしょう。

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