家計調査の家計簿から見たファミリーライフが8月15日に発表されています。ライフプラン的に長期的に有望な銘柄を考えます。
主なライフイベントの平均年齢
主なライフイベントの平均年齢は下記のようになっております。
・初婚年齢 夫30.7歳 妻29歳(平成28年度 人口動態統計特殊報告「婚姻に関する統計」の概況より)
・出産年齢 妻:30.7歳(平成28年人口動態統計月報年計(概数)の概況より)
・住宅の購入年齢住宅の購入年齢 36.8歳(分譲住宅:住まいの殿堂より)
年齢別資産構成
このことから年齢層別すると結婚後に教育費と住宅購入費の発生する40歳未満の30歳代の人は
可処分所得が少なく資産より借金の多く純資産がマイナスであることが確認来ます。
年齢階級別で見た暮らしの特徴
年齢階級別に見た暮らしの特徴は以下の通りです。
・30歳未満では住居費が多い(収入に対して賃貸住宅の家賃地代が大きい)
・30歳代では幼児関連費が多い
・40歳及び50歳代で多い教育関連費
・60歳代で多いスポーツ施設使用料
・70歳代で多いサプリメントなどの支出
・ペット関連費の支出が多いのは30歳~59歳の女性
外食に掛ける支出
外食に掛ける支出は、男性は35歳未満が25,233円に対して60歳以上が9,167円。
女性が35歳未満が17,341円に対して60歳以上が4,736円。
調理すみ食材に掛ける費用は、男性は9,519円に対して8.806円。
女性は8,612円に対して7,163円。
以上のことから年齢と共に減りの大きい外食産業より年齢に伴う減り緩やかなの中食産業の方が有望です。
長期的な有望銘柄
・60歳代のスポーツ施設使用料に関連してRAIZAPグループ(2928)
・70歳代のサプリメントなどの支出に関連してファンケル(4921)
・ペットに関連してアニコムホールディングス(8715)
・中食関連としてファンデリー(3137)
長期的な視点での有望銘柄なので、全体相場が急落した時などに押し目を拾って買いたいものです。