ビックマック指数2020年

1月にビックマック指数2020年がエコノミスト誌で発表となっております。2020年データーを確認すると、55カ国平均は、1位は6年連続スイスでビックマック1個の値段が6.71ドル相当ということで日本円では、739円相当となっております。反対に53カ国中の再下位は、南アフリカの2.15ドル相当で237円相当です。ロシアがブービーとなっています。

ビックマック指数はGDPに連動する

各国のドル建てのビックマックの価格は、ドル建ての1人あたりGDPに相関があるので、に急落や急上昇するのではなく安定的に上昇するのが望ましいです。2019年から2020年ではやはりアメリカが鈍化しています。

 

ビックマック指数は購買力平価の先行指標となる。

購買力平価(PPP)は長期に円高トレンドですが2013年に底を打っています。
購買力平価のプラス20%からマイナス20%の帯とドル円レートのその年の最円安と最円高の帯を確認するとドル円レートは購買力平価のプラス20%からマイナス20%の範囲内で推移していることが分かります。

ビックマック指数のPPPレートが2018年から2019年で70.78円→70.39円になっていることから判断すると現在の購買力平価から判断するドル円レートの円安の上限は119円となります。

 

※購買力平価は世界銀行(http://www.worldbank.org/)のものを使用

物価上昇率を考慮した相対的購買力平価説

強いアメリカは生活者レベルでは苦しい

ビックマック指数で強さの目立つアメリカですが、家計可処分取得で強いです。しなしながらビックマックの単価で、家計可処分取得を割ってビックマックの購入可能数を確認すると長期的には右肩下がりから横這いです。生活者のレベルで見ると暮らし辛くなっているのではないでいしょうか。トランプ大統領の登場の背景でもあるかと思います。生活者が苦しいと政治経済が安定しないので通貨安要因になります。

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