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バフェット指標の元になるGDPと人口を見直して見る

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バフェット指標は、投資の神様とも言われる、ウォーレン・バフェット氏が愛用しているとされ有名になりました。ある国のGDPと上場株式の時価総額の総和を比べる指標です。これは、ある国の株式時価総額増加率と名目GDP成長率は長期的には収斂するとの主張に基づくものです。

GDPは人口に依存する

GDPを生み出すのに必要な供給能力を毎年どれだけ増やせるかを示す潜在成長率は、「資本」「生産性」「労働力」からなります。単純に言うとGDPは人口(特に15歳から64歳の生産年齢の人口)に依存します。GDPと人口の関係を見直しておくことが長期的な投資の視点としては必要です。

GDPと人口を10年前と5年前と比較する

2016年のGDPと人口を主要国で10年前の2006年と5年前の2011年と各々比較して見ました。10年前との比較では中国のGDPの増加率は300%を超えていました。10年前と5年前ではGDPの増加率は世界的に落ちていますがやはり人口の増加が大きい方がGDPの増加率が大きいことが分かります。このグラフからだと中国よりアメリカとインドが有望に感じます。

【10年前との比較】

 【5年前との比較】

人口の増加率が多い国は?

2011年からの5年間で人口の増加率が多い国は、インド・オーストラリア・サウジアラビア・ナイジェリア・アラブ首長国連邦・イスラエル・フィリピン・シンガポール・マレーシア・南アフリカ・パキスタン・イラクなどでした。

「生産性」も加味した有望国

潜在成長率は、「資本」「生産性」「労働力」からなることは既に述べましたが、「労働力」の人口、「生産性」を加味してIT技術の進化も期待できるインドとイスラエルが長期的視点にいける有望国かと思います。

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