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宗教的な要素を嫌う日本において、宗教的な需要をつかむのは難しいもの。特にイスラム国(IS)といった脅威も存在し、イスラーム世界は日本から遠いものと認識されている傾向があります。

その中で、勝機を見いだしイスラーム世界に打って出た企業は成功を収めているのでしょうか。イスラーム世界に進出した企業の現状と今後についてまとめてみました。

「MUJI」ブランドの確立に成功した良品計画

いち早くイスラーム圏へ進出しているのが、「無印良品」などを展開する良品計画です。海外では「MUJI」の名で知られており、ブランドが確立しています。

企業としてはグローバル化を図っていますが、実は現地店舗は徹底したローカライズで知られています。クウェートへの進出に際して、現地の家庭を調査してキングサイズのベッドを販売しています。

日本と比較して、家が広い中東のイスラーム圏では家具も大きめなものが好まれます。女性が家の中で過ごすことも多いため、スリッパ等室内を快適に過ごすアイテムが売れ筋です。

中東のイスラーム圏では、2017年4月にクウェート・UAE(=アラブ首長国連邦)・サウジアラビア・バーレーンに続いて5カ国目となるカタールのドーハに出店しています。2020年までに海外店舗を400店まで増やす目標を掲げており、今後も中東への出店計画が予想されます。

暑い国でたこ焼きは売れない常識に挑むホットランド

「築地銀だこ」やクロワッサンたい焼きを提供する「銀のあん」を運営するホットランドは、東南アジアを中心に海外事業にも積極的な企業として知られていました。現在、マレーシアやタイなどの東南アジア諸国に重点的に出店しています。

イスラーム圏へは、2016年現地法人シファージャパンとの提携でドバイへ中東第一号店を出店しています。現地に、日本で標準化したオペレーションシステムを持ちこみ、日本同様のサービスを提供しています。

現在、新規出店予定はありませんが、イスラム教の戒律にのっとったハラール認証をクリアし、今後の伸長が期待されています。これも現地で日本食材を取り扱うシファージャパンとの協同の恩恵を受けているといえます。

100円均一でなくても受容されるダイソー

多角的な海外展開といえば、100円ショップダイソーで知られる大創産業です。今や世界のDAISOとして、アメリカやアジア、中南米にまで進出しています。

中東では、UAEのドバイモール店やカタールのドーハ店などが有名です。いずれも300坪前後の大型店で、日本でも見かける商品が陳列されています。

特にUAEでは、ドバイモール店をはじめとして、現在32店舗まで業務拡大しています。住民の多くが海外からの出稼ぎ労働者が多いUAEの人々にお値打ち感が評価されているようです。商品のほとんどが約3ディルハムで販売されており、明確な値段設定は現地でも好評のようです。

また、日本の商品をローカライズせずにそのまま陳列しており、現地で何に使うか分からない商品もあふれている状態です。今後、ビックデータの活用や流通システムの整備などで効率化が図られることが求められることでしょう。

業績は好調で、2017年10月に中東で50店舗目を数えるサウジアラビアのダンマーム店もオープンしたばかり。ダイソーの中東法人では、毎年2店舗以上新規オープンする予定で、今後も出店ラッシュは続くことが見込まれます。

高級銘菓と認知されたヨックモック

ヨックモックは、日本のデパ地下でもよく見かける洋菓子店です。日本でも売れ筋なのが軽い口当たりが特徴的な葉巻型のクッキー「シガール」。

このシガールがUAEで人気となっています。現地法人と提携を結んで販売を開始したのが2012年からですが、その勢いはとどまることを知らず、日本の店舗以上の売り上げを出しています。

特にドバイモール店は好調で、富裕なアラブ人のまとめ買いも継続しています。宗教上の理由でアルコールが禁じられているため、甘いもの好きも多いUAEで上品な甘さが受けているようです。

日本価格の2.7倍の値段設定ですが、ラマダーン明けのギフトや、労働者に多いインド系ヒンドゥー教徒の新年のお祝いディワリのギフトにと、高級銘菓として認知されているようです。

現在は、UAEだけでなく、クウェートやオマーンなどのアラビア半島湾岸部へ店舗拡大しています。アメリカやタイなど、他エリアの海外事業も好調で今後も事業拡大が見込まれています。

中東地域ではナッツを食べる習慣もあり、イラン産ピスタチオを使用した新商品も生まれるなど、現地の声が商品開発にも生かされているようです。

イスラーム圏への日本企業進出は加速するか

イスラーム圏で認知されつつある日本企業。中東地域は、いままで海外企業の誘致に積極的ではありませんでしたが、ドバイをはじめ、インフラ整備にも日本企業の技術が生かされています。

高い技術力に裏付けられた日本製品や食品がより一層中東地域の人々にも認知されつつある昨今。イスラーム圏は、中東地域の人口増加とともに、北アフリカの国々の所得や購買意欲も高まっています。今後、中東地域のみならず、幅広くイスラーム圏に進出する企業が増加するのではないでしょうか。

≪記事作成ライター:Saya≫
川村学園女子大学非常勤講師(専門分野:アジア宗教史)、中高一貫校で社会科非常勤講師をしつつ、分かりやすい海外情勢・投資情報を提供している。Sayasayanの株日記

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