投資初心者にはインデックス投資がお勧めという話を聞いたことがある方も多いかと思います。

インデックス投資とは日経平均株価やTOPIXなど経済市場の指標となるものに対して投資を行うため、株式投資に知識のない方でも取り組みやすいものになります。

ここではインデックス投資の特長についてご紹介いたします。

そもそもインデックス投資とは

そもそも株式投資はインデックス投資とアクティブ投資に大別されます。

インデックス投資とは、日経平均株価やTOPIX、ダウ平均のような株価指数と同じ値動きを目指す投資方法のことです。

そもそも日経平均やTOPIXとは日本の株式市場全体の動きを見る際に投資家が使う指標であり、日本の株式市場の平均値をあらわしている指標となります。

つまりインデックス投資とは市場の平均値を狙った投資手法ということになります。

それに対してアクティブ投資とは株式市場の平均以上を狙って投資を行うことを指します。

アクティブ投資かインデックス投資か

市場の平均値を狙うインデックス投資に対して、市場の平均値以上を狙うアクティブ投資のほうが一見、魅力的なものに見えるかと思いますが投資の世界で多くの支持を集めているのは実はインデックス投資のほうになります。

ではなぜインデックス投資のほうが支持を集めているのかそれぞれのメリット、デメリットを見て考えてみます。

インデックス投資のメリット

1)手数料が安い

インデックス型の投資信託を購入する場合、アクティブ型の投資信託を購入するよりも手数料が安いことがほとんどです。

インデックス投資ではTOPIXや日経平均に連動するものなので大方、組み入れる銘柄が決まっており、運用側の労力がさほどかからないためであると言えます。

2)初心者でも取り組みやすい

特に投資初心者の方にとって、上場している膨大な数の銘柄から投資先を選ぶのは非常に困難なものです。

株式投資を長年行っていても日々目まぐるしく変わるチャートをにらみ、四季報やニュースを常に確認して最適な売買を行っていくことは大変難しく労力も要します。

しかしインデックス投資ではTOPIXなどを指標に現在どのような状況下にあるのかも分かりやすく、対象も絞られているため堅実な投資を行うことができます。

3)分散投資による安全性

自身の投資資金をひとつ、もしくは数少ない投資先に集中して投資をするともしその投資先が大暴落をした際に大きな損害を受けますが、例えば日経平均株価連動型のインデックスファンドであれば225銘柄に投資しているのと同義になるため、分散投資としてリスクを大きく減らすことが出来ます。

インデックス投資のデメリット

1)ローリスクローリターンの投資である

インデックス投資はTOPIXや日経平均株価を目標にしているため、堅実ではあるもののリターンとしてはどうしても大して大きいものにはなりません。

投資によって堅実にお金を少しでも増やしていきたい方にはおすすめですが、そうではない方にはもの足りない投資手法になります。

2)必ずしも安全ではない

またアクティブ投資に対してインデックス投資は堅実であり安全であるというイメージがありますが、そうはいっても日本経済の動きに作用されます。

いくら分散投資をしていたとしてもリーマンショックのように市場全体が危機に陥った際には大損する可能性があり、油断は禁物です。

アクティブ投資のメリット

1)市場の平均値以上の大きな利回りを得られる可能性が高い

市場の平均値を狙うインデックス投資に対して、それ以上の利回りを狙うアクティブ投資ではハイリスクハイリターンな投資にはなりますが、うまく運用さえできれば期待以上の収益をあげることができます。

2)相場下落時にファンドマネージャーが資産を守る

市場全体が大きく下落してしまうようなことが起きた際に、ファンドマネージャーが相場下落を想定してファンド内の現金比率を高めたり、相場下落時に顧客の資産を減らさないことを目指す運用方法をとり顧客の資産を守ります。

このあたりはメリットですが、ファンドマネージャーの腕にも大きく関わってくる部分になります。

アクティブ投資のデメリット

1)コストが高い

インデックス投資のファンドに比べて、ファンドマネージャーの腕による部分も大きいため、手数料や運用コストを高く設定しているところも多いのが実情です。

リターンに見合ったコストを考えることが大切になります。

2)ハイリスクハイリターン

メリットでもあるのですがやはりリスクはつきものになります。

信用できるファンドマネージャーを見つけて安全な投資を行うことが必要です。

インデックス投資とアクティブ投資のバランスが大切

先に上げたようなメリット、デメリットだとアクティブ投資よりもインデックス投資のほうが良いと感じた方も多いかもしれません。

もし投資に充てられる資産が少なく投資の手始めにと考えるならばインデックス投資を確かにおすすめします。

堅実に少ない利回りであっても複利の効果で長年続ければ、大きなリターンとなり得るからです。

つまり投資初心者にインデックス投資がおすすめという冒頭のお話は間違いないと思います。

しかしインデックス投資がアクティブ投資よりも必ずしも優れているかと言われるとそこには疑問も生じます。

近年の市場の傾向的にインデックス投資がもてはやされてはいますが、アクティブ投資も優秀なファンドを探せば長期間にわたって高い成績を安定してあげているファンドも数多くあります。

もし運用できる資金に余裕があるならば、そうした優良なアクティブ投資を行うファンドを見極め、インデックス投資とアクティブ投資をバランスよく行い、より安全かつ高いリターンを狙う投資も検討してみてはいかがでしょうか。

 

【PR】個人向けヘッジファンド専門のエージェントとは

2018年株価の低迷によりひふみ投信や鎌倉投信など著名な投資信託、本場アメリカの著名なヘッジファンドが低調あるいかマイナス運用に転落し解散が相次ぎました。

しかし国内外にあまり知られていない優良なヘッジファンドがあるのをご存知でしょうか。
過去に一度も年間でマイナス運用を出したことがなく、安定したパフォーマンスを上げているます。

ヘッジファンドエージェントでは、このような優良な個人向けのヘッジファンドを登録し投資家の皆様にご紹介しています。

ヘッジファンド専門エージェント