高配当銘柄とは、配当利回りの高い銘柄のことをいいます。配当利回りとは、株価に対する配当金の割合であり、1株当たりの年間配当金を株価で割って算出します。例えば、株価が1,000円で、予想配当金が年20円の場合、配当利回りは2.0%となります。
高配当銘柄のはっきりした基準はありませんが、3%以上の配当利回りであれば高配当銘柄といえるでしょう。株式投資の方法のひとつとして、高配当株が下落した割安時に購入しておき、株価の値上がり益と配当収入の両方を得るというものがあります。
高配当株を探すには株式情報サイトである「配当利回りランキング」が便利です。
避けたほうがよい高配当銘柄
高配当株であっても避けたほうがよい銘柄があります。それは株価が下がったことで結果として配当利回りが高くなっている銘柄です。
株価が値下がりしているのは一般的にはその会社に業績悪化などの悪材料があるからです。それにもかかわらず高配当を続けていると配当利回りは高くなります。
このような銘柄は業績悪化などで将来的に配当を減らしたり、無配となったりする可能性が高いといえます。
魅力がある高配当銘柄
高配当銘柄で魅力的な銘柄は、当然ともいえますが業績の良い企業の銘柄です。業績の良い企業の株価は人気を集めて上昇することが多いため、それに伴い配当利回りは低下していく傾向があります。
業績の良い高配当銘柄は配当利回りが低下する傾向はあるものの、増配の余地が拡大するために、増配期待でさらに人気を集めることがあります。増配となれば高利回りは維持されることになります。そのため、業績拡大で株価が上がっていても高利回りを維持している銘柄が一番魅力的な銘柄となります。
考慮したい実質利回り
配当利回りとのほかに実質配当利回りがあります。実質配当利回りとは、配当利回りに株主優待などの価値を含めたものです。株主優待には買物割引券や商品引換券、自社商品などがあります。
例えば、ある会社の10万円の製品を株主優待の割引券を使って3割引きで購入できれば大きなメリットがあります。この割引分の価値を含めたものが実質配当利回りです。
実質配当利回りは「会社四季報ONLINE」のサイトで調べることができます。
高配当銘柄選びはここを確認
表面的な高配当だけでの銘柄選びは避けるようにしましょう。高配当でかつ業績が向上している企業の銘柄である必要があります。
株価が下がっているために高利回りとなっている銘柄は除外します。将来的に減配、無配の可能性があるからです。
株主優待を含めた実質配当利回りが高いかどうかも注目したいものです。この際、その株主優待が役に立つものであるかが重要です。自分にとって役に立たない株主優待では意味がありません。なお、株主優待券には金券ショップで買取ができるものがあります。
これらをチェックしたうえで銘柄選びをしたいものです。
関連記事:
→海外投資/オフショアファンドの窓口【IFA無料紹介サービス】
→日本と世界の学資保険比較!元本保証140%の海外積立商品
→海外積立投資メイン3社の比較と評判
→ヘッジファンドは投資信託比較で手数料10倍!でもリターンは3倍!?