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日本国内で販売されている投資信託の多くは、投資信託の規模が小さいために、管理コストが割高で、顧客が支払う信託報酬等の手数料も高い。そのような「国内投資」では、あまり利益を上げられていない投資家も多いのではないだろうか。日本の超低金利金融市場や日本経済の先行きを考えると、長期的な資産形成を行うためには「海外投資」を検討してみるのもよいかもしれない。

一般的な海外投資では、銀行から海外のファンド会社の銀行口座へ直接、国際送金を行うが、投資目的、投資額などによっては、直接送金によってその都度投資をするよりも、さらにメリットの高い投資方法がある。それが近年、にわかに注目を浴びている「海外ファンドラップ口座」である。

海外ファンドラップ口座とは

海外投資をする際に開設できる口座には国内と海外のファンドラップ口座がある。2つの違いは選択できるファンド数で、国内ファンドラップ口座の場合は、証券会社によって選ばれたファンドの中から投資家と運用方法を決めて運用する。

一方、海外ファンドラップ口座の場合、口座を開設した金融機関にて、購入可能な海外ファンドから自由に投資家がピックアップでき、世界のあらゆる金融商品(ヘッジファンド/EFT/国債/社債/商品先物(コモディティー))約6,000本や現物(金/原油など)投資が可能である。

資産の運用、管理、投資アドバイスなどを包括的に行える点では国内のラップ口座と同じであるが、海外ファンドラップ口座の大きな特徴は、海外(オフショア)の生命保険会社が提供するラップ型口座を利用することだ。海外ファンドラップ口座はあくまでも「生命保険」ということになっていることから、様々なメリットがある。

また、多くの保険会社が海外ファンドラップ口座の最低投資額を約1,000万円に設定していて、最低でも数億円を預け入れなければならない「プライベートバンク」のような資産管理サービスを、遥かに安い資金で受けることができるのだ。

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あくまでも「生命保険」扱い海外ファンドラップ口座の5つのメリット

1.海外ファンドラップ口座なら運用中は非課税、運用後の税金も優遇

通常、国内の証券会社を通じて株の売買を行うと、キャピタルゲインに対して20.315%が源泉徴収される。海外証券口座やプライベート・バンクを通じて稼いだお金については、ファンドの売買毎に翌年、申告納税しなければならない。

しかしながら海外ファンドラップ口座は、あくまで「生命保険」の扱いのため、いくら金融商品を入れ替えて利益を上げようとも、保険金の支払いが発生した時、ないしは解約返戻金を受け取った時しか、課税されない。最終的に口座を閉じるまでは、いくら利益を上げようが税金の申告をする必要がないので、実質、非課税なのである。

また、国内の生命保険会社との契約と同様に、海外の生命保険会社と契約した場合も保険金は「みなし相続税」の対象となっており、課税の繰り延べが可能となっている。

さらに、あくまで「保険」扱いなので、運用後の利益にかかる税金も「一時所得」扱いとなり特別控除の優遇が受けられるのだ。

2.海外ファンドラップ口座なら機関投資家しか買えないヘッジファンドも購入可能

海外ファンドラップ口座ならば、個人ではなく保険会社のアカウントを通じて売買を行い、保険会社が取りまとめて発注するので一口当たりの最低投資額が下がるため、低コストでプロ向け商品に投資できる。つまりは、機関投資家向けのヘッジファンドを含めた世界中のあらゆる金融商品に直接投資できるのだ。

海外ヘッジファンドの魅力は、絶対収益を目指すパフォーマンスの高さであり、年間リターンが高いファンドが多い。さらに、ヘッジファンドはボラティリティが低いことも大きな魅力で、安定した運用が見込める。緩やかながら安定的な収益を目指すヘッジファンドは、長期で資産の拡大を目指す世界の富裕層や機関投資家から注目を集めていて、海外ファンドラップ口座であればヘッジファンドに直接投資することが可能である。

3.海外ファンドラップ口座なら購入手数料不要で、低コストの運用が可能

海外ファンドラップ口座は税金面だけでも十分なメリットがあるが、さらに低コストという点も大きな魅力だ。海外ファンドラップ口座は、保険会社のアカウントを通じて、販売会社を介さず、直接ファンドを購入することが出来るため、購入手数料は必要ない。

その代わりに売買手数料や毎年払わなければならない口座維持手数料が必要となるが、そのコストをトータルしても、証券会社を介した場合の半分以下であり、機関投資家同様のコストで投資できる。

4.海外ファンドラップ口座なら面倒な売買手続きが不要になる

売買手続きに関して言えば、海外ファンドラップ口座はあくまで売買を行うのは保険会社であるため、証券会社を介したファンドの売買に比べて、面倒な手続きが不要になる。

海外ファンドラップ口座の場合、身分証明や売買の申請書、海外送金などの手続きをしなくても投資が可能で、海外送金の手数料も必要ないのだ。インターネットで売買の指示を出すだけで手続きが完了する保険会社もある。

5.海外ファンドラップ口座なら金融資産の一元管理が可能

運用しているすべての金融商品から現金までが1枚のペーパーで把握できるので、自分の資産の増減が一目瞭然となる。世界中の証券会社に口座を開く必要がなく、ラップ口座と同様にあらゆる金融商品を1つの口座で管理・把握できるのだ。

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海外ファンドラップ口座はハードルが高いのか

海外ファンドラップ口座には多くのメリットがあるうえ、海外ファンドの数万単位という膨大な数の中から選択することができるのは魅力だが、英語でやり取りをしなければならないことや、トラブルにあったときの対応を考えると、リスクがある商品であることを認識した上で活用するかどうか判断しなければならない。

さらに、日本の保険業法では

「日本に支店等を設けない外国保険業者は日本に住所もしくは居所を有する人(中略)に係る保険契約を締結してはならない」

と定められており、国内で販売することが認められていないのだ。

しかしながら、自己責任で契約するのは個人の自由なので、海外投資に精通した投資家の間では、国内口座と併用して利用しているケースが多いようだ。

1000万円あれば、ぜひ挑戦してみたいものだ。

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