失敗しない投資家になるために
株やFX、EFT(投資信託)などの投資において、次のような失敗やチャンスを逃すケースを経験された方も多いのではないでしょうか?
- 買ったあと価格が少し上がったので利食いしたら直後に大きく上がって大きく利益を取れない。
- もう少しだけ下がったら買おう(上がったら売ろう)と思っていたら逆に上がってしまい買う(下がってしまい売る)タイミングを逃す。
- 大きく価格が下がってしまい売るに売れず塩漬け状態になる。
このような失敗を繰り返してしまう投資家には次のような共通点があります。
投資で失敗する人の5つの共通点
1)利益は即確定、損切りができない
投資の理想は「損小利大」の売買です。
投資において、価格は買いと売りの数量が一致することで売買が成立します。
仮にA社株が現在500円で、あなたがA社株の値上がりを期待して500円で買注文を出して成立した裏には、A社株を見切って売った投資家がいます。
つまり売買投資の勝率は50%!という前提で考えることが大事です。
その50%の勝率で利益と損失の比率が重要になってきます。
勝つことばかりを意識しすぎると、すぐに利益確定に走ってしまい、損切りのタイミングが遅れて大きく損を出してしまうというスパイラルに陥ってしまいます。この状態のまま投資を続けると、勝率99%だったとしても1%の大負けで利益を帳消しにしてしまいかねません。
勝率よりも損失と利益の比率(リスク・リワード・レシオ)を意識した投資手法を身に付けましょう。
2)情報を信用し決めつけてしまう
ネット社会になり、簡単にあらゆる情報が大量に入るるようになりました。しかし、良い情報も悪い情報も様々な視点で見なければ、正しい判断はできません。
例えば、米国のIT株式相場が大暴落した。その際、自分が持っている株、債券、金融商品にどのような影響を受けるのか受けないのか難しい判断が必要です。難しい局面では、証券会社や銀行等、誰かの言うことを受け入れてしまいがちです。あらゆる情報を整理し自分の投資基準をきちんともっていることが重要です。また証券会社/銀行員などは、売買手数料のビジネスなので、基本的に投資家ではなく自分たちが儲かることを優先して考えているのは金融業界であれば当たり前の事実です。
著名な投資家ウォーレン・バフェットも次のような言葉を残しています。
「ウォール街や証券会社のセールスマンに今の推奨銘柄を聞くことは、床屋に行って今日は散発した方がいいかなと聞くようなものだ。」と。
3)ルールをコロコロ変えてしまう
価格が下がってきた時に、「そのうち絶対上がるはずだから売らずにおこう」とか、最初に設定したロスカットラインを「ここでロスカットすると損してしまうから、もう少し待っておこう」という経験や衝動は誰にでもあるはずです。
ロスカットや利益確定のタイミングはプロ投資家でも非常に難しいものです。だからこそ、一旦自分の決めたルールに従ってぶれずに取引することが非常に重要になります。
試行錯誤を行ったうえで一度決めたルールを変えずに投資することが大事です。
まとめ
投資は一歩間違えば大きな損失を被る可能性もあります。そして、どんなに優れた投資家でも100%勝つことは不可能ですし、勝ち続けることも不可能です。
有名なヘッジファンドやヘッジファンドマネージャーでも毎年、入れ替わりがあることからも投資が難しいことがよくわかります。
しかし、コンスタントに利益を出し続けている個人投資家がいるのも事実です。正しい努力とリスクとリターンをしっかりとコントロールできる投資家を目指し、成功するまであきらめずにやり続けることが大事です。
また、会社経営者や会社員がどっぷりと投資に集中するのは難しいのではないでしょうか。そのような方は、手数料を払ってでも投資助言会社を利用することも選択肢としてはありだと思います。
投資はリスク分散が重要です。ヘッジファンドやETF(投資信託)の投資であれば、ポートフォリオの設計から口座の管理まで相談することができます。
是非、自分にあった投資スタイルを見つけてみましょう。
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