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念願のマイホーム購入を決意し、いざ住宅ローンを何処の金融機関で組もうかと考えた時、現在は様々な金融機関が独自の住宅ローンサービスを展開しているため、悩むことも多いだろう。また、住宅購入時、仲介の不動産会社などが提携銀行を紹介してくれて言われるがままに申込というケースも耳にするが、いま一度自分の目で様々な金融機関の住宅ローン商品を比較してもらいたい。
ここでは、現在(2017年12月)の変動金利の金利水準が低い上位5行の金融機関ホームページを参考に住宅ローン商品を比較していきたい。
比較項目は、基準金利、最優遇変動金利、保証料、事務手数料、金利優遇条件、団信疾病特約、繰上返済等手数料、金利切替手数料の8項目とする。

1位 新生銀行

新生銀行については、当初借入時の変動金利が優遇後年0.60%であるところ、キャンペーン期間中(2016.12.1から2017.1.31までに申込、かつ2017.3.31までに資金実行)さらに年▲0.15%引き下げをし、年0.45%の金利を適用するもの。1,500万円以上の申込が必要であるが、多くの人は対象になるのではないだろうか。ただ、当初借入からずっとこの金利が適用になるわけではなく、利率変更日以降(初回の約定返済日から起算して、6回目の約定返済日以降、最初に到来する6月27日または12月27日のいずれか早い方に)、基準金利が適用になる。利率変更日以降の金利に関しては、借入元本残高が500万円以上か、500万円未満かによって金利優遇幅が異なる。

当初変動金利適用→利率変更日以降も変動金利
残高500万円以上 基準金利▲年0.65%
残高500万円未満 基準金利▲年0.25%

当初変動金利適用→利率変更日以降は当初固定金利
残高500万円以上 基準金利▲年0.70%
残高500万円未満 基準金利が適用(優遇無し)

つまり、当初借入時の金利は他行と比べて低いが、利率変更日以降は、変動金利で比較すると、残高500万円以上の場合、基準金利年1.50%(2017.12現在)▲0.65%となり、実質年0.85%の金利が適用されることになる。(なお、金利については、新生銀行の場合、当初住宅ローン借入時には、契約時の金利、利率変更日以降の金利についてはその時の金利が適用になるので注意してほしい。上記の金利は半年後も今と基準金利が変わらなかった場合の参考値。)
新生銀行の良い所は、審査が一回で済む。(通常、事前審査申込→事前審査結果通知→本審査申込→本審査結果通知)しかしその反面、本申込時には収入を証明する書類や、住民票などの公的書類を取得(費用がかかる)する等、用意するものが多く、審査に通るか不安な人は、仮審査(源泉徴収票のコピー等で仮審査)をしておいた方が、余分な負担が少なく済むとも考えられる。

2位 じぶん銀行

じぶん銀行は、三菱東京UFJ銀行がKDDIと共同出資するネット銀行である。金利について「全期間引き下げプラン」があり、変動金利の場合には、基準金利▲年1.844%、変動金利期間中に固定金利特約に変更した場合、基準金利▲年1.0%になるもの。
団体信用生命保険に関しては、「がん」と診断されたらローン残高が1/2になる特約が無料でついてくるのは大きい。(この特約が利用出来る人は満50歳までの人。)住宅ローン契約が全てインターネットで完結し、契約書の記入、捺印の手間が省けて収入印紙代も不要になり、最短約10日間で契約可能という点も魅力的だ。またauユーザーの場合には住宅ローンとセットで毎月500円キャッシュバック(au WALLETプリペイドカードへキャッシュバック)の特典がある。

3位 住信SBIネット銀行

住信SBIネット銀行は、全期間変動金利の引き下げ幅が基準金利▲年2.278%というもの。
変動金利から固定金利に変更すると該当特約期間の金利から▲年1.30%になる。
給与振込口座の指定が条件になっていないばかりか、返済口座への資金移動が毎月0円。勤務先の都合で金融機関が指定されていて、住宅ローンの条件によくある給与振込口座の指定が難しい人もいるだろう。その場合には毎月自動で他行の給与振込口座から住宅ローン返済口座への資金移動が手数料0円で出来るというサービスは魅力的だ。ネット専用銀行ではあるが、三井住友信託銀行の銀行代理業者である。繰上返済も1円から出来て何度でも手数料0円というのは有難い。

4位 イオン銀行

イオン銀行の金利については、当初借入から完済までずっと基準金利より最大▲年1.80差し引くもの。イオン銀行は最近続々とショッピングモールを増やしているイオングループの銀行。そのため、住宅ローンを利用すると、イオングループでの買い物が毎日5%OFFになる特典がつく。(借入金額1,000万以上、期間10年以上の人が対象でイオンカードセレクトに入会必須。)この特典は、入会日から5年間。金利水準が低い上に、住宅ローンの返済中に日々の買い物が5%OFFになるのは主婦にとっても嬉しい特典だ。

5位 りそな銀行

りそな銀行は全期間基準金利よりも最大年▲1.85%差し引く。1位から4位までの銀行は保証料が0円だったのに対して、りそな銀行は保証会社の保証となるため、保証料がかかり、事務手数料は32,400円。一般団信は無料で疾病特約付き団信は有料(借入金利+年0.25%~年0.30%)、金利優遇条件に給与振込口座があるなど、都市銀行に多いパターンである。ネット銀行に抵抗がある人は金利水準の低いりそな銀行を含め、各都市銀行の内容を比較してみるのもおすすめだ。りそな銀行では土日も住宅ローン相談が出来るため、平日仕事をしている人には有難い。

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変動金利順 上位5行の住宅ローン比較表 

1位
新生銀行
2位
じぶん銀行
3位
住信SBI

ネット銀行
4位
イオン銀行
5位
りそな銀行
基準金利(変動金利) 年1.50% 年2.341% 年2.775% 年2.37% 年2.475%
最優遇
変動金利
年0.45%
(▲1.05年%)
年0.497%
(▲1.844年%)
年0.497%
(▲年2.278%)
年0.57%
(▲年1.80%)
年0.625%
(▲年1.85%)
保証料 無料 無料 無料 無料 【一括前払い型】:借入金額100万円あたり4,580円~30,923円
【金利に含めて返済】:融資利率+0.2%
事務
手数料
54,000円
(安心パック申込時108,000円)
借入金額×2.16% 借入金額×2.16% 【定額型】:108,000円+借入利率年+0.2%
【定率型】 : 借入金額×2.16%(税込)最低取扱手数料216,000円
32,400円
金利
優遇条件
有り(キャンペーン期間中に1,500万円以上の申込が必要) 無し 自己資金20%以上 ・イオンカードセレクトの申込
・ダイレクトの登録
・給与振込口座指定等
りそなカード作成
給与振込口座指定または公共料金の引落し
疾病特約  無料(要介護状態になった時残高0円) 無料(一般団信、がん50%保障団信は無料。その他の団信は金利+年0.2%~年0.3%上乗せ)  無料(8疾病保障付き) 有料
【8疾病保障付き】:借入利率+年0.3%
【がん保障特約付き】:借入利率+年0.1%
有料
3大疾病=借入金利+年0.25%、団信革命=借入金利+年0.30%
繰上返済
等手数料
無料
(安心パックw利用で5年以内の完済手数料は162,000円)
 無料
(固定金利期間中に完済する場合に32,400円)
無料
(固定金利期間中に完済する場合に32,400円)
無料
(完済の場合54,000円)
 無料(ネット利用時)
【完済手数料】 :変動金利10,800円
定金利選択型32,400円
金利切替
手数料
5,400円 無料 無料 無料 無料(ネット利用時)

※2017年12月現在

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《後で後悔しない住宅ローン選びを》

各金融機関の最優遇変動金利水準が低い方から比較をしてきたが、長い目で見た場合、目先の金利水準が低いからというだけで金融機関を選んではいけない。現時点で何処の金融機関よりも当初借入時の金利が低い新生銀行の金利プランを見てみると、このお得な金利が続くのは当初借入から約半年間だけで、その後は優遇の幅が縮小されてしまう。2位以下の金融機関に関しては、当初借入時から完済までの全期間基準金利から年▲〇%となっている。この引下げ幅が各金融機関によって異なるのは一目瞭然だが、それだけでは無く、各金融機関の基準金利も合わせて比較をしてほしい。変動金利の基準金利は各金融機関が短期プライムレートを基準に年2回見直しを行っているため(一部例外もある)基準金利も各金融機関によって異なるのだ。
金利以外にも各金融機関によって様々なサービスがあるので、時間はかかるかもしれないが、よく調べてそれぞれのニーズに合った住宅ローンを選んでほしい。

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